中国税関で輸入製品のCCC認証マークに関する問題が多発している。今年08年3月以来、広州検験検疫局は、輸入貨物の中で立て続けに4回も不合格のCCC認証製品を押収した。調べによると、問題のある輸入貨物は大体非法定検査の強制性認証製品である。

    この間、当該局が新風港通関地でオーストラリアからの輸入電気湯沸器を検査した際、当該製品の機体にCCC認証マークがついていないことに気付いた。また機体のネームプレートにある認証マークの仕様が提示されたCCC認証証書のものと明らかに異なり、定格電圧240V/50Hzも証書の製品規格380V/50Hzと一致しなかった。技術専門家のさらなる検査 鑑定によって、当該製品の電源コード規格が中国の国家基準に符合しておらず、かつ製品の使用電流18Aは電源コードの定格電流の10Aをはるかに超えていて、厳重な安全上の潜在的危険性があることがわかり、改善しなければ輸入できないことになった。

    中国輸出入国検験検疫局の担当者は、今年3月以来、当該局で検出したCCC認証範囲内輸入製品の主な問題は以下の通りであると述べた。
1) CCC認証マークを貼っていない。
2) CCC認証マークのプレス使用説明書がない。
3) 中国語取扱説明書がなく、電源規格が中国の国家基準に符合しないなど。

    中国「認証認可条例」及び「強制性製品認証管理規定」、「強制性製品認証マーク管理方法」により、強制性製品認証目録に入った製品は、必ず国家指定認証機関の認証を経て、認証証書を獲得し、かつ認証マークをつけなければ、出荷、販売、輸入及び経営活動に使用することができない。そのため、海外から輸入した中国CCC認証範囲内の製品は、輸入前に中国CCC認証マークを貼付しなければならない。

    一部の海外メーカーは製造製品のCCC認証を取得したものの、製品にCCC認証マークを貼っていない、または製品の中国語取扱説明書も付けていない、さらに他国の基準に適合した同仕様の製品を中国に輸出している場合もある。中国国内の荷受人もまた、海外のメーカーと緊密に連絡を取り合わず、貨物が港についてから、初めてCCC認証マークが貼られていない、もしくは貨物の発送ミスに気付くケースが多い。

    中国輸出入検験検疫局は、中国国内輸入業者に以下のように注意を呼びかける。
①輸入契約を締結する際、輸入製品の不合格による経済損失を避けるため、必ず契約に貨物受取検査基準を明記し、かつ外国業者に輸入製品が中国国家強制性製品認証規範に符合することを約束することを明記させる。
②輸入製品が中国のCCC認証を取得したが、CCC認証マークを貼っていない場合は、直ちにCCCマークを貼付すること。(CCC認証マークを購入(http://www.ccc-service.com/upLoadfile/file/20130322/20130322230270327032.doc)、もしくはCCC認証マーク印刷 プレス(http://www.ccc-service.com/upLoadfile/file/20130322/20130322231145774577.doc)承認書を獲得する)

中国税関 輸入製品のCCC認証マークに問題多発関連のダウンロード
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